岸和田レンガの歴史保存に市民動く
印刷用ページを表示する 更新日:2007年7月27日掲載



明治~大正時代に築かれた旧岸和田煉瓦株式会社(並松町)のレンガ塀(高さ約2メートル×長さ約33メートル)が道路拡幅工事に伴い解体されることになり、歴史あるレンガを保存しようと市民約30人が運び出し作業を行いました。
岸和田でのレンガ製造は、明治時代に岸和田藩の藩士、山岡尹方(ただかた)により始められました。岸和田の質の良い土を石炭の強い火力で焼き上げるため、高品質で耐久性のあるレンガが製造され、旧山口県庁舎(国重要文化財)や同志社女子大学ジェームス館の校舎など日本各地で使われていることがわかっています。
山岡尹方がキリスト教徒だったことから、レンガには十字架をあしらったクロス「×」が刻印されていることが知られており、解体されたレンガから刻印が見つかると作業に参加していた市民から歓声が上がりました。
市内でも、岸和田煉瓦製のレンガを目にできる場所は非常に少なくなり、今回運び出されたトラック3台分のレンガは、市文化財収蔵庫用敷地内に保管され今後の活用が検討されます。
